硬式野球の強豪高校が強い理由は
なんだと思いますか?
●優秀な選手が揃っている
●カリスマ的な監督がいる
●練習がきつい
●練習時間が長い
●練習環境が整っている
などなど、どれも正解です^^
硬式野球の強豪高校には
本当に優秀な選手が揃っていますが
勝手に優秀な選手が
集まってくるわけではありません。
優秀な選手を集めるために
強豪高校だけではなく、
多くの高校の野球部関係者が
日本全国行脚して
能力に長けた中学生の野球選手を
探し求めているのです。
中には、小学生の頃から
チェックされている選手もいるんですよ。
強豪高校に優秀な選手が集まるわけ
強豪高校に優秀な選手が集まるわけは
高校の野球部関係者=スカウトマンの洞察力が
優れているということに尽きます!!!
一昔前には、スポーツ推薦合格者の
『特待生制度』は社会問題となりましたが
金銭面での優遇は少なくなったものの
優秀選手に声をかけて高校に誘うスカウトは
まだまだ根強く残っています。
高校野球のスカウトをする人は
学校によってさまざまです。
実際のスカウトの現場は
こんな感じですね↓↓↓
●高校の野球部監督が直々に選手を見つけてくる
●高校の野球部監督(スカウトマン)と親しいクラブチームのコネクション
●高校の野球部のOBや知り合いとのコネクション
●ライバルチーム(中学クラブチーム)からの紹介
●ライバルチームの視察に来たスカウトマンと偶然出会う
この5つのパターンは
実際に、私の息子とチームメイトが
スカウトを受けたパターンです。
高校の野球部監督が直々に選手を見つけてくる
熱心な高校の野球部監督は
中学野球の大会をくまなくチェックしています。
ボーイズリーグやシニアリーグだけでなく
公立中学の公式戦ももちろんチェックしていますよ。
私の友人の息子さんは
大阪の公立中学校の軟式野球部の出身ですが
近畿大会で優秀な成績を残し
過去に甲子園出場経験のある有名高校の監督から
直々にお誘いが来ていました。
高校の野球部監督(スカウトマン)と親しいクラブチームのコネクション
高校の野球部監督(スカウトマン)とクラブチームのスタッフが
先輩後輩の関係にあったり、
監督同士の野球に対する情熱を
お互いにリスペクトしあっているような関係です。
まさに、高校の野球部監督とクラブチームの信頼関係の元
選手の進路が決まります。
我が家の次男が所属していた高校の
野球部監督の言葉を借りると
『あのチームの監督の指導を受けていた選手なら
誰が来てもモノになる』そうです。
こうしてクラブチームと強豪高校の
パイプがどんどん強く、太くなっていくわけです。
高校の野球部のOBや知り合いとのコネクション
我が家の息子たちが所属していたクラブチームに
新しく若いコーチが入ってこられました。
彼は息子のクラブチームから
地方の強豪高校に進み、甲子園出場経験があります。
その若いコーチは高校の監督からも信頼されていて
彼の推薦で、強豪高校に入学できた選手もいます。
他には、強豪高校とクラブチームに
野球用品を納品しているショップからの推薦
というパターンもありましたよ!
ライバルチーム(中学クラブチーム)からの紹介
このケースは、クラブチームの監督と監督の
情報交換で成り立ちます。
普段はライバルに手の内を見せたがらない監督同士も
選手たちの高校進学についてはとても協力的のようです。
例えば、地方の高校で
「長打を打てるバッターを欲しがっている」
という情報を持っている監督から、
ライバルの監督に声がかかるといったケースです。
ライバルチームの視察に来たスカウトマンと偶然出会う
このパターンは、本当にラッキーです!
相手チームのピッチャーを視察に来ていたスカウトマン。
でも、そのスカウトマンが目をつけたのは、
そのピッチャーの球を打ったバッターだったんです。
その逆のパターンもあります。
長打が打てるスラッガーと名高い選手を
見に来たスカウトマンが結局声をかけたのが
そのスラッガーと相手のピッチャーでした。
もちろん、2人とも同じ高校に入学して
その後、ともにレギュラーを取り
甲子園に出場しました!
スカウトされる選手の特徴
どんな選手がスカウトの目に止まるのでしょう?
スカウトされる選手の特徴・・・
それはスカウトマンに聞いてみなければわかりません。
でも、3人息子の野球少年たちと
高校受験を経験した親的視線で見ると
こんな感じでしょうか↓↓↓
●ナイスピッチングの投手
●肩の強い捕手
●守りが固い内野手
●守備範囲の広い外野手
●パワフルなスラッガー
●クラブチームの監督が一押しの人格者
学校によっては
●投手だけ
●2、3塁手をセットで
●昨年入学した選手と違うポジションの選手
など、目的がはっきりしていることがあります。
私の息子は例に漏れず
高校の野球部監督(スカウトマン)と
親しいクラブチームのコネクションで
地方の強豪高校に進学しました。
そして、
憧れの甲子園に出場することができました。
スカウトマンはその高校のOBで、
出身校の野球部を全国レベルに引き上げたいという
熱い想いからボランティアで活動されています。
彼から声がかかり入学した息子の同期の選手たちは
ほんとうに野球バカばかりで
(中には勉強ができる子もいますが)
みんな愛想がいいです^^
地元出身者も地方出身者も
野球部全員が全寮制の生活を送っていますが
いじめやケンカなどは一切なく
みんなが「甲子園出場!」「全国制覇!」を目標に
仲良く頑張っています。
全国、津々浦々から集まって来た選手たちですので
当然、しゃべる言葉は方言でバラバラ!
東北弁、関東弁、名古屋弁、関西弁、沖縄弁と
はっきりいって、何を喋っているのか
さっぱり聞き取れないこともあります笑
でも、みんな仲がいいんです^^
実は、これがスカウトマンの実力なんですよ!
このメンバーを集めて来たスカウトマンは
彼らの入学当初から
「このメンバーで甲子園に行けなければ、
この高校は終わりだ!」
と強気な発言を繰り返していました。
その強気発言を聞いていた私たち親は
「何を根拠に、そんな自信満々の
発言ができるのだろう???」と
半信半疑に思ったものです。
ですが、その強気発言には
納得できる理由があったのです。
そのスカウトマンのスカウトのポイントが
「ニコニコして野球をしている選手」
なるほど・・・
確かに、みんな不思議なくらいニコニコしています。
試合でピンチが訪れても
こわばっている顔の選手を
ニコニコ笑顔の選手がフォローしている様子を
たくさん見て来ました。
どんなにきつい練習でも
ホームシックで寂しい思いをしても
誰かが笑いを提供してくれるおかげで
笑顔が連鎖するんですね。
息子やママ友たちから送られてくる写真は
ほんとにみんな素敵な笑顔ばかりです。
野球と仲間が大好きなんです。
スカウトマンの洞察力の鋭さには
私たち父兄全員が感謝しています。
あなたの息子さんも素晴らしい仲間と出会い、
楽しい野球人生が長く送れることを切に願います。