[mokuji]
真夏の甲子園は灼熱地獄です!
グラウンドでプレーする選手たちはもちろん、
スタンドで応援する人たちも十分な熱中症対策が必要です。
甲子園では浜風が吹くので、
一瞬、気持ちの良い冷風がスゥ〜っと通るときもありますが
応援に熱中している試合中は感じる暇もありません!!!
そこで、狭いスタンド席でも十分に涼を取れる
熱中症対策グッズを5選ご紹介します!
クーラーボックスに氷
缶ビールが6本ほど入る小さな
7Lほどのクーラーボックスに氷を入れて持参しましょう!
氷は自宅の冷蔵庫で作った氷よりも、
コンビニなどで販売されている市販の氷の方が溶けにくく
口に入れても安全です。
氷があれば、口に入れて水分補給ができる上、飲料を冷やしたり、
頭や体に当てるなどして体温の上昇を防ぐこともできるので
何かと便利です!
子供さんは、保冷機能のついた水筒に氷を詰めて持っていくのもいいですね。
イオン系飲料
ジリジリと太陽が照りつけるグラウンドと甲子園のスタンド。
試合開始をイスに座って待っている間にもだらだらと汗が流れ続けます。
汗をかくのがイヤだからといって、あまり水分を取らない人がいるようですが
それは絶対にしてはいけません!
大切な子供さんのプレーを全力で応援するためにも
ご自身の体調管理はしっかり行いましょう!
塩分・ミネラルのたっぷり入ったイオン系飲料は必須です!
甲子園駅、駅周辺のコンビニ、球場内の自販機など
購入できる場所はたくさんありますので、
必ず500mlのペットボトル2本分くらいは持参しましょう。
熱中症対策の飲み物の温度は10℃ほどが適温とされています。
ただし、甲子園球場では大勢の人が自販機で飲料を購入するため、
ヒエヒエに冷えているとは限りませんので、ご注意ください!
濡れタオル
最近では「冷却タオル」といって
水に濡らすとひんやり冷感を得られる熱中症対策用のタオルが人気です。
水に濡らして、絞り、タオルをパタパタっと降れば
すぐに冷感が戻ってくるという魔法のタオル(笑)
冷却タオルは薄手でかさばらず、
すぐに乾燥するので持ち運びにはとても便利です。
もちろん、特別な冷却タオルを購入しなくても
普通のタオルを水に濡らすだけでも十分熱中症対策になります。
ミスト付きミニ扇風機
夏の甲子園の応援には、
応援用のうちわが配布される学校が多いと思いますが、
学校に関係者がいない方はなかなか入手が難しいかもしれません。
そのような方は、必ずうちわや扇子を持参しましょう!
中でも私の一押しは、ミスト付きミニ扇風機です!
最近では通学や通勤にミニ扇風機を持参している人多く見かけますが
ミニ扇風機にミストがついているものは
さらに冷感の感度がアップします!
2時間以上にもなる試合の間にミニ扇風機の充電が切れないように
新しい乾電池も準備しておくことをオススメします。
ミネラル入りタブレット・キャンディー
顔から体から吹き出る汗は、とどまることを知りません。
それだけ全身から塩分・ミネラルが排出されています。
簡単に塩分ミネラルを補充するには
タブレットやキャンディーを口に含みましょう。
大きな声を出しての応援で、
ガラガラになった喉にも優しいキャンディーは
特にオススメです!
あればうれしい熱中症対策グッズ おまけ
冷えピタ
風邪を引いた時の熱冷ましにおでこに貼り付けるジェルシート。
実は、熱中症対策にはあまり効果がないとも言われています。
ですが!
ジェルシートの冷却力は侮れません!
おでこではなく、首の後ろに貼り付けると
スゥ〜っと驚くほどの冷感を得ることができます!
氷を入れたクーラーボックスでジェルシートを冷やしておくと
ヒエヒエパワーが倍増しますよ。
ぜひお試しを^^
汗拭きシート
制汗シートにはヒンヤリ成分L-メントールが含まれているため、
体を拭くとヒンヤリ&スゥスゥ感を感じることができます。
吹き出る汗も一瞬収まる気がします。
ですが、実際は制汗シートに含まれるL-メントールは
水よりも体を冷やす効果はありません。
ダラダラの汗が流れてイラっとするとき、
すぐに清涼感を得ることができるので
癒しアイテムとしては貴重な1品です。
ヒヤロン(瞬間冷却剤)
ヒヤロンは、パッケージを握るだけで
水と薬剤が混じって冷える冷却パックです。
ヒヤロンの他にも、たたいて水袋を破って冷やす
冷却パックはたくさん出ていますが
ヒヤロンは2019年2月にパッケージを叩いて冷やすという使用方法から
さらに使いやすく「握るだけで冷える」ようにリニューアルしています。
サイズ的にも持ち運びやすく、長期間の保存ができるので
投手陣はヒヤロンを常に持っていると、
アイシングの氷がない時の代用に重宝しますよ!
熱中症にならないための自己管理
熱中症対策グッズを5つご紹介しましたが、
いくらグッズを完璧に揃えても、熱中症になる人は、なります。
それはご本人の体調が万全ではない場合によく起こります。
帽子をかぶりましょう!
スタンドでは日傘をさすことはマナー違反です。
(後ろの人の視界の邪魔になります)
必ず帽子を着用しましょう!
紫外線が気になる方はつばが広めのものを選んでくださいね。
通気性・吸湿性の良いウエアを着用しましょう!
選手達が着ているピチピチのアンダーシャツは
通気性・吸湿性の高いものが多く、体温の上昇を防ぐ効果があります。
体にピチッとフィットしているから暑苦しそうに見えますが
逆に、綿の半袖Tシャツを着ているより涼しく感じますよ。
着ている洋服が汗でビショビショになったり、
熱気でムンムン蒸れるようなものはNGです。
綿100%のTシャツやウィンドブレーカーのようなものではなく、
ポリエステル系やメッシュ素材を使った
サラサラの表面感のある長袖Tシャツをオススメします!
二日酔いは厳禁!
前日にお酒を大量に飲むことは控えましょう。
体に残ったアルコールを分解するために水分を使う上、
利尿作用が働き、普段よりも脱水症状のような状態になっています。
寝不足は厳禁!
寝不足になると、脳の働きが鈍り体温調節がしにくくなります。
睡眠は体だけでなく脳を休ませるためにも非常に大切です。
また、就寝中は以外に汗をかいていますので
十分な水分補給を心がけてくださいね。
朝ごはん抜きは厳禁!
朝ごはんは体と脳のパワーの源です!
栄養だけでなく、水分、塩分も摂取することができるので
必ず朝ごはんを食べましょう。
夏バテ気味で食欲が落ちることもありますが、
そこは意識して食べやすい食事を摂るようにしてくださいね。
熱中症になってしまった時の対処法
熱中症はしっかり対策をしておかなければ
病院へ搬送され、最悪、死に至ることさえある油断できない症状です。
特に高齢者の方や小さなお子さんは
周りの人が注意して気をつけてあげるようにしてくださいね。
実際に、私の友人のおじいちゃんが
お孫さんが出場する甲子園の試合の応援に行った翌日に
熱中症が原因で亡くなってしまいました。
自分だけでなく、周りの人が
熱中症になることは十分に考えられますので
熱中症に見られる体調の変化や、熱中症にかかった時の対処法を
予備知識として頭に入れておきましょう!
熱中症に見られる代表的な症状
●頭痛
●吐き気
●悪寒・冷や汗
●めまい
●体全身がだるい
●足がつる
●立ち上がれない
もし熱中症になってしまったら
●日陰やクーラーの効いた場所に移動して
OS-1などの経口補水液やスポーツドリンクで水分補給しましょう。
●ベルトや靴下はなどは脱ぎ、衣服を緩めて
体からの熱を放散しましょう。
●体を冷やすため、うちわなどであおぎます。
氷(氷嚢)で首の左右、脇の下、太ももの付け根などを冷やします。
★呼んでも返事がない、意識がはっきりしていない場合は
すぐに救急車を呼びましょう!
救急車が到着するまでは上記の応急処置で対処してくださいね。