高校野球を現役引退した後の進路について親子で考えること【大学編】

 

今の時代、高校を卒業して大学に進学する子供は
2018年度の大学・短大進学率が57.9%で過去最高となり
半分以上の高校生が進学を選んでいます

進学先の学校も、4年制大学、短大、専門学校など多岐にわたり
受験の方法もさまざまです。

高校2年生の秋ごろに実施される進路相談では
そろそろ具体的な大学名などを挙げて受験対策を進めていきますが、
野球部に所属する高校3年生の受験は
一般の高校生とは少し違うポイントがあります。

 

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高校野球を終えた3年生の大学受験3つの方法

大学入試には大きく分けて「推薦入試」「AO入試」「一般入試」の3つがあります。

ですが、大学でも硬式野球を続けたいという子供さんには
もう一つ、大きな受験ルートが用意されています。

それが「セレクション」というものです。

大学で野球を続けたいのであれば
大学の受験日よりも先に、
まずはセレクション開催日をチェックしましょう!

>高校生のセレクションについて

 

 

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推薦入試について

推薦入試は、一般入試より前に実施され、
主に高校の勉強の評定や部活動での活躍、面接や小論文などによって
受験の合否を決める人柄重視の受験方法といえます。

国公立大の推薦入試は専願と決まっていて、併願で受験することはできません。

私立大の推薦入試は指定校推薦を除いて、併願で受験することができます。

また、推薦入試で合格が決まれば必ず入学するという決まりがあります。

推薦入試には、大きく分けて指定校推薦公募制推薦があり、
どちらも高校からの推薦状が必要です。

私立大の約40%の学生が推薦入試での受験で合格しているというデータがあるほど、一般的な入試スタイルとなっています。

さらに、推薦入試の中には、これまで野球を頑張ってきた生徒には
力強い味方となってくれるスポーツ推薦という推薦方法があります。

 

指定校推薦

指定校推薦はほとんどの私立大で実施されている推薦制度で、
子供さんが通う高校がその大学の指定校になっていれば受験できます。

指定校推薦で受験する場合は、まず、高校のなかで
指定校推薦を受ける権利を獲得しなければなりません。

指定校推薦で受験するためには、高校での勉強の成績や部活動での活躍、
生活態度など総合的な評価によって
「高校の代表として」高校から推薦してもらわなければなりません。

高校から指定校推薦で受験する資格が与えられたら、
大学では面接と小論文の試験を受けます。

指定校推薦の大きな特徴は、
受験する資格を与えられた時点でほぼ合格が決まっているというところです。

指定校推薦で受験できると、ほぼ100%合格決定!

とはいえ、油断せず、面接と小論文対策をしっかり行って
試験本番に挑みましょう!

 

公募制推薦

公募制推薦には、公募制一般推薦とスポーツ推薦や
文化活動推薦・自己推薦などの公募制特別推薦があります。

公募制一般推薦入試は、高校での成績(評定)を基準にして
推薦状がもらえることがほとんどで、大学の募集人員も多く、
誰でも出願することができます。

推薦入試で合格できたら、あとは大学の入学を待つばかり!

学科の勉強をしなくてもいいので比較的楽チンな受験スタイルといえます。

ただし、希望する人が多いため、公募制推薦での入試は倍率が高くなり
不合格となるリスクが伴いますので覚悟は必要です。

また、スポーツ推薦などの公募制特別推薦入試は、
部活で優秀な成績を収めた人や、委員会活動、社会活動に
積極的に取り組んだ人に推薦状が出されます。

硬式野球部で甲子園に出場した人や、地方大会の上位の成績を収めた人、
大学のセレクションを通過した人は、
大学側からからスポーツ推薦での入試を勧められ、高校から推薦状をもらえます。

 

推薦入試の受験項目

推薦入試では、高校での成績や取り組み、受験生の意欲や個性が評価されます。

小論文や面接によって受験生の思考力や表現力、
個性や人柄などを見る場合が多くあります。

国公立大の推薦入試は、6月ころから各大学から続々と選抜要項が発表されます。

多くの大学は9月〜11月頃に出願をし、入試を実施します。

合否の発表は11月下旬から1月のセンター試験前後までにされる大学が多い傾向にあります。

願書の提出の締め切りや試験日、発表は大学によってさまざまですので
募集要項をしっかりチェックして挑戦してくださいね。

 

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AO入試について

AO入試とは、アドミッションズ・オフィスの略で
大学が求めている学生を選抜する受験方法です

高校からの推薦状は必要なく、
勉強の成績も基準は儲けられないケースがほとんどです。

つまり、受験生の人間性や熱意、将来の目標などが
大学が求める人物像であるかどうかで合否が決まります

「絶対にこの大学に入りたい!」という
強い志望動機を大学側に伝えることが重要です。

私立大においては、ほぼ100%の大学でAO入試があり、
国公立でも40%の大学で採用されています。

 

AO入試の受験科目

AO入試では、主に、書類審査や面接で受験生の個性や能力、
大学での意欲や将来の目標などをみられます。

勉強の成績はあまり関係がないと思われるAO入試ですが、
最近では学科試験がある大学も増えているようです。

AO入試は、大きく分けて面接を重視する大学と論文を重視する大学があります。

面接を重視する大学では「エントリー」という登録を行い、
何度か面接するパターンです。

論文を重視する大学では、出願時に小論文の提出があり、
さらに志望理由書などの書類選考が行われます。

それに通った受験生がさらなる面接や小論文でというパターンです。

AO入試の願書受付は国公立大も私立大も8月1日以降と同じ時期で、
国公立大のAO入試の受験日は夏休みの時期に実施する大学が多く、
私立大のAO入試は、夏頃から実施する大学や推薦入試と同時期に実施する大学、
一般入試と同時期に実施する大学など、大学によってさまざまです。

私立大のAO入試は、併願ができる大学もあり、
万が一、AO入試で不合格となっても、
同じ大学(同じ学部)の一般入試を受験することができます。

余談ですが、
AO入試の受験料は一般入試や推薦入試の受験料よりも高い大学が多いようです^^;

 

一般入試について

一般入試とは、いわゆる受験勉強をして「勉強で受験する」方法です。

一般的な大学受験といえば、この一般入試で
多くの高校生が大学を目指して受験する方法です。

目指す大学や学部によって受験する科目は異なってきますが、
国語・数学・英語などが主要科目となり、筆記試験やマーク試験で受験します。

一般入試は国公立大を志望する人と私立大を志望する人で大きく変わってきます。

 

国公立大学志願者はセンター試験を受験する

雪の降る寒い1月中旬に行われる「センター試験」。

センター試験は国公立大を目指す人にとって必須の試験で、
センター試験の結果を自己採点して、
その点数次第で最終的に受験する大学を決めます。

要はセンター試験の点数いかんで、
目指す大学のレベルが変わってくるというわけですね。

センター試験は国語、数学、理科、地理歴史、公民、外国語の
6教科30科目で構成され、この中から、最大8科目を選択します。

志望する大学が教科・科目を指定するため、
その教科を選択して受験することになります。

センター試験の出願は、9月下旬〜10月上旬ですので、
国公立大を目指す子供たちは高校の進路担当の先生の話をよく聞き、
出願方法の指示をあおりましょう。

なお、センター試験は2019年で廃止となり、2020年(令和3年度大学受験者)からは新たにセンター試験に代わるテストとして「大学入学共通テスト」がはじまります。

大学入学共通テストについては、徐々に方針が固まりつつあるようですので
興味のある方は大学入試センターで詳しく調べてみてくださいね。

>大学入試センターの大学入学共通テスト情報を詳しく見る

 

なお、私立大学においてもセンター試験の成績が利用できる
「センター試験利用方式」を採用しているところがあります。

 

国公立大の一般入試には前期と後期がある

基本的にはセンター試験の後、2月上旬に出願します。

第1志望の大学は前期試験で受験して、第2志望の大学(第1志望大学の別学部)を後期試験で受験するというパターンが一般的です。

前期と後期を比べると、募集人数は前期のほうが多く、後期試験は第1志望の滑り止めに受験する人が多いようです。

また、後期の方が前期よりも試験内容が難しくなるようなので、後期試験を受験する大学のレベルは1ランク下げた大学を受験する人がほとんどです。

 

国公立大の一般入試の受験科目

前期試験は2~3科目の筆記試験が一般的で、
文系の場合、英語、国語は必須、ほかに数学か地歴公民から1科目を選択、
理系の場合、英語、数学は必須、理科から1科目を選択というパターンです。

後期試験は科目数を減らした試験、小論文や面接などが行われ、
国立大学では、毎年2月25・26日に「二次試験」が実施されます。

公立大の中には、前期・後期の他にも「中後期」や「別日程」という各大学ごとの別日程で3月に入試が行われることもあります。

センター試験を終えて約1ヶ月後には前期試験があります。

センター試験で自己採点した結果に合わせて目指す大学を決定し、
1ヶ月間集中して志望する大学の合格を勝ち取ってくださいね。

 

私立大の一般入試

私立大の一般入試は1月下旬から2月中旬に実施する大学がほとんどです。

私立大の一般入試は、同日の試験日でない限り併願が可能で、
同じ大学の別学部を受験する人もたくさんいます。

学部を違えて受験するとその分だけ目指す大学に合格できるチャンスが増えます。

 

私立大の一般入試の受験科目

私立大の一般入試は、基本的に3教科となり、
文系の場合、英語、国語は必須、ほか数学、地歴・公民から1科目選択、
理系の場合、英語、数学は必須、理科から1科目選択というパターンです。

出題形式は記述式マークシート方式がありますので、
受験する大学の出題形式でしっかり対策しておきましょう。

また、私立大の受験には、センター試験を利用した受験方法もあります。

センター試験を利用した受験を希望する人は、
各大学の「センター試験利用入試」を出願する必要があります。

そして、大学側は受験者のセンター試験での結果を
大学入試センターに問い合わせて合否を決めます。

そのため、ほとんどの場合、個別の試験は行われず、
センター試験を受けるだけで複数の大学や学部学科を
受験できるということになります。

最近では、センター試験を利用した受験が人気で、
採用する大学も増えているようですが、
受験生する人が増えている割には募集定員が少ないため、
一般入試より難関になる傾向があるようです。

 

 

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